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今回オープンチャットの中から、実際の質問とそれに対する回答をご紹介!
エステル残留の除去について、どのタイミングでどんなものを使ったら一番良いでしょうか?
らいらい
@たま@Tamazon
お疲れ様です!
前に教えて頂いたエステル残留の除去の仕方で、pH8以上のものをスピなら8分で分解出来るみたいなお話だったと思うのですが、当店ですと毛先にアルカリのカラーはあまりに使わずに除去ができないので、どのタイミングで、どんなものを使ったら一番良いか悩んでおります。。。
ストレートが終わった後に、トリートメントにアルギニンなどを入れてアルカリにしたものをのせたほうがいいのか、アルカリ性のシャンプーをしたほうがよいのか、などです。。。
ストレートの過水の2液をアルカリするのはまずいですよね??
はい^^
例えば、ルベルからアルカリブロムが販売されてたり(まだあるのかな?)もするのですが、正直、ただのアルカリ剤を乗せると、還元剤が活性しちゃって、下手するとウェーブバックが起こる可能性も否めません。
できれば1剤中に処理しておきたいところではあります。
ただ、pH6程度でも、アイロン熱をしっかり置けば、熱で上がるpHである程度はエステルも分解されるかとは思います。
(数日前に同様のご質問がありましたね😊)
OXをアルカリにしたら、活性しちゃって即分解され、髪色がリフトしたりしてw
そのまま10数分は放置したいと考えると、タイミングは難しいですよね。
当然、その後はバッファしなきゃですし。
なので、1剤流し後にアルカリシャンプーかアルギニントリートメント、というのが良さげです。
たま@Tamazon
熱によりエステルの分解は理解できます🙇♂️
熱によりpHがあがる?のですか??
熱により水素イオンの解離促進ですよね?
私たちが使用するレベルの熱ならpH下がりませんか🙇♂️
尿素から熱によるアンモニアの生成などでpHあがる??って感じでしょうか?💦
ご教授いただけないでしょうか🙇♂️🙇♂️🙇♂️
40歳美容師
確かに、水だけだと、温度を上げるほどHとOHの解離は減り、pHはやや下がります。
そこにアルカリ剤が混ざってると、アルカリ剤の活性が上がり、pHは上がります。
普通に、パーマでも促進器で加温したら、pH上がるってやつです。
よく、カラー後にアイロンしたら色が飛ぶとか。
pH6程度のパーマ液でも、エステルを使ってるのなら、ベースのクリームなどにアルカリ剤は配合されているはずです。
美容室では主にアンモニアNH3などが使われますが、NH3は水に溶けると水の水素Hを取ってNH4になり、OHが残るため、pHは上がります。
温度が上がると、物質の運動エネルギーが上がるため、その反応が促進されます。
ちな、アイロンで色が飛ぶ=色相がズレるだけのことが多いので、スタイリング後に髪の熱が冷めると、また色が戻ってきます。
たま@Tamazon
らいらい
いつも的確な返答して頂いてありがとうございます!!
中間で行うのが一番良いんですね!
実験してみます!
いつも詳しくありがとうございます🙇♂️
勉強になります🙏
40歳美容師
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