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今回オープンチャットの中から、実際の質問とそれに対する回答をご紹介!
縮毛矯正毛だとカラーが沈んだり赤系が流れてしまったりすると思うのですが、理論的にこの状態を説明できる方いらっしゃいますか?
takumi.hair
お疲れ様です!
縮毛矯正毛だとカラーが沈んだり、赤系が流れてしまったりすると思うのですが、理論的にこの状態を説明したいのですが、できる方いらっしゃいますか?
takumi.hair
もしいらっしゃいましたらご教授よろしくお願いします🙇♂️
恐らく、赤い色素の方が水や薬剤に溶けにくいからではないでしょうか?
水に溶けずに粒の状態でキューティクル内に入り込み、浸透しない為に洗髪時や水分を含んだ状態から色が流失してしまう。その為退色に繋がってしまう。
その反面、青色系の方が水に溶けやすく浸透しやすいため、水分を多く吸収するダメージ部分に多く沈み込んでしまう。
調べたら赤も青も、分子の大きさ的に違いはないみたいなので、カラー剤に使用する抽出成分の違いか特徴だと思います!
理論的に違ってたら申し訳ありませんm(_ _)m💦
Wo
@takumi.hair 上の方と若干矛盾する点があるので、納得いく方をつかって下さい
ヘアカラーに使用される酸化染料は、色味によって分子のサイズが異なります。
メーカーやブランドによって、同じ赤系の色味でも分子のサイズが違います。
一般的に、赤色の染料は分子のサイズが小さいと言われています。
ですので、縮毛矯正毛に限らずダメージが激しい毛髪には赤系の色味が定着しにくいです。
※キューティクルが破損して減っていたり、pHがアルカリに傾いている為。
沈みやすく感じるのは、この赤系の染料が流れやすいことも関係してきます。
同じトーンでも例えば、イエローとアッシュではアッシュの方が暗く見えると思います。
使用する色味にもよりますが、ワンタッチで全体をモノトーンで塗ったりすると、モノトーンの色味の構成は三原色すべて入っていますので、ダメージの少ない根本から中間には赤・青・黄が全て乗った色味になります。
それに対して毛先は赤の色味が流れていきますので、青・黄が多い染料構成になりますよね?
結果、中間よりも毛先の方が青みが強く出てしまって暗く見える。
だから、沈んで見えるということです。
そのほかにも、傷んでる髪の毛はスポンジのように水分を吸い込みやすいので、中間よりも色味が多く入るパターンもあると思います。
いのっち
自分も色それぞれの分子の大きさが違うので、
ピンク系の小さいやつは髪表面のダメージホールが大きいため流れ出る→ハイトーンでシャンプーしたら白くなる現象
青系は大きいためダメージがないところには入りにくくダメージがあるところに吸着しやすい→毛先だけ沈む、青くなる現象
という認識をしてました!
矯正・パーマに限らずアルカリダメージが多いほどなりやすいかなって思います!
後は矯正してる髪は熱で表面が固められてるのでキューティクルがバージン毛より開きにくいのも原因の一つかなと思います!
色々な考えがありますので参考までに🙇♂️
ニーロ
takumi.hair
赤系は水に溶けにくいんですね??
矯正じゃなくても起こりそうですね!
それだと!
takumi.hair
わかりやすいですね!
縮毛矯正を例えばphも低いアルカリも低いもので施術すると
赤系も入るし沈まないですか?
takumi.hair
@いのっち さんと一緒でわかりやすいです!
お二人のご意見をまとめて話したいと思います!
全然関係ないですが、ダメージや熱処理で毛先に赤系が入らない場合、オレンジを混ぜると発色しやすいです!
オレンジが擬似ブラウンの働きをしてくれます
M2カット
@takumi.hair
ダメージレベルによると思うので、一概に低アルカリであったり、酸性の薬剤で施術すればオッケーと言えないかなぁと思います。
縮毛矯正された髪の毛は、タンパク変性をしていたりするので、リフトしにくい場合も多々あります。
何回も縮毛かけてたり、アイロン通してる部分の上がりが悪く、ダメージが少ないところの上がりが良くなるというパターンが起こった場合も、相対的に毛先が沈んだように見えるので、注意した方がいいと思います。
いのっち
@takumi.hair
どうしても赤系が流れやすければ、補色でバイオレットのみじゃなくピンク足すとか、そもそも使う薬剤をアクセントカラーを使う、もしくは塩基ミックスでする方法もあります。
いのっち
takumi.hair
確かにタンパク質変性や熱変性の可能性がおおいにありそうですね!
takumi.hair
自店で塩基性セミナーをやる時に、この説明をしっかりしたいなと思いお伺いしました!
わかりやすくありがとうございます!
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