こんにちは!Distinct編集部です!
Distinctでは美容師さん専用の相談チャット(美容師向け無料オンラインサロン)を運営しています。
今回オープンチャットの中から、実際の質問とそれに対する回答をご紹介!
縮毛のph移行に関して、上手い人がやっている逆移行に関してのメリットを分かる方いらっしゃいますか?
ひでを
度々失礼します🙇♂️
縮毛のph移行に関してなのですが、通常の移行は少しずつ門を開けるイメージで想像がつくのですが、上手い人がやっている逆移行に関してのメリットを分かる方いらっしゃいますか?
移行、逆移行それぞれ合う髪質やダメージなどもご教授願います🙇♂️
逆移行はデメリットしかないですよね。
たま@Tamazon
ひでを
そうですよね…
移行なら酸性域のエステルの還元剤の時間も確保しつつ、次の膨潤軟化で伸ばしやすそうだったんですが、逆移行になるとせっかく膨潤したのに締めるって用途は補修成分内部に閉じ込めるしか思い付かなかったです…
めちゃくちゃ調べましたが、逆移行に関しては出てこず、なんなら移行もいるのか?って感じですがいかがですか?
技術のやり方や捉え方は人それぞれなので、正解とかは無いと思いますが。
pH移行も逆移行も現実的に考えると中々難しい技術だと思います。
矯正に限らずですが、毛髪に対しての薬剤の反応って先に塗布された薬剤の影響を強く受けます。
ブリーチ剤とかで考えるとわかりやすいですが、弱いブリーチの上から強いブリーチを塗布してもそこまでガツンと明るくならないですし、逆に強いブリーチを塗布してから、何らかの酸などをつけても、薬剤をある程度こしとってからでないと反応は弱くても続いていきます。
そして髪の上で薬剤が混ざった時の薬剤のスペックって、薬剤のこしとり具合や、後から塗布した薬剤ののせ具合でかなりムラになったりしちゃいます。
これまたブリーチと同じですね😅
なのでそれぞれの利点はあるものの、基本的には髪の状態に合わせた薬剤ではじめからアプローチするのがセーフティな気はします。
ある程度の還元不足などは、使う還元剤の種類にもよりますが、ドライコントロールやアイロンの技術でカバーできると思うので、綺麗に伸ばせない事が多いなら薬剤の設定を少し強めに…逆なら少し弱めにするくらいで十分対応出来るのではないでしょうか?
特にpH逆移行に関しては、アルカリに強く振った薬剤にちょっと何かの酸を乗せたりpH低めの薬剤乗せたくらいでは、そこまでpH下がらないですからね😭
本当にpHが逆移行しているというより、移行してくれているような感覚。というのが正直な所なのかと?
pH9の薬剤をpH6以下の酸性に持っていくとしたら、相当なpHが低いかつ酸度の高い薬剤を乗せないといけないので…(それならそもそも高いpHの薬剤を使わなければ良いのに)
って思うのが私の考えです。
コトリ
ひでを
こんなしっかりありがとうございます🙇♂️
勉強すればするほどシンプルが1番良く見えてきます。
自分の中で他との差別化を図りたいところですが難しいですね…
オンラインサロンなどもタマさん並みの知識ある方の見分け方が難しく、一回登録・退会してからご無沙汰なので独学に限界を感じております💦笑
逆移行やる意味、、😅
Tomヤムクン
ひでを
自分、接客が気遣いのみで楽しませるという観点でとてもゴミなので、せめて技術で勝負!と思ってますが、店込みで知識が不足しているのでこのグループチャットで答えて頂けるのは本当に感謝しております。
皆様、ありがとうございます🙇♂️
ひでを
もう一つ質問で、ある記事で例として、チオ換算6%のph推移での膨潤度グラフを拝見したのですが、そういうのを見たいと思った時にどこで教えて貰えたり、資料貰えたりしますか?
自分でやろうにも美容師そっちのけになってしまうので…
ある人はインスタはにわかでフェイスブックはガチ勢みたいな事を言っていて、なにがベストか分からずにいます…
逆移行も縮毛を得意とする人を拝見して質問致しました。
移行還元やってましたが、めんどくさいのもあり、シンプルに戻りました!
ただ、移行をやってドラコンやアイロン技術の大切さを知れたので、前よりも多少は上手になれた気がします。
私も色々迷走してますが、「移行還元してます〜」って少し前のインスタグラマー達の流行りな気がしました。
私の見てる上手な人は最近「ワンカップ」とか「スピ単」を見かける事が多いかもです🤔
まさる
pH移行とか逆移行とか以前に、上手な方は髪の状態の見極めと、適切なドライコントロールやアイロンワークが凄く上手なイメージです☺️
スピ単とかで綺麗に伸ばせるのなら、かなり繊細なドライコントロールやアイロンの水の抜け具合とかもとても注意を払っているんでしょうから、単純に技法でなく技術が上手いんでしょうね✨
知識は知識でとても大切だと思うんですが、結局理論も結果から考察されて理論立てられたモノだったりするのでw
理屈はどうあれ、結果(その日だけでなく半年後や1年後のリターンも含めて)が良ければそれで良いと思います😍
私も技術ゴミなのでw日々ゲストの髪と向き合って奮闘してます!
コトリ
毛髪内で薬剤やS-Sにどのような変化があるのかをリアルタイムで目視することはできませんし、先人のさまざまな研究、実証結果や文献をもとに構築されているという意味で、ケミカル理論はそれぞれ美容師さんによって認知バイアス込みで多少違いがあって、それで良いと思うしそれが面白いとも思っています😇
料理レシピや音楽理論や絵画理論などと同じく、数値化だけでは解明できない仕上がりの違い、理論を超越してくる凄み笑
アオバホナ
逆移行って、なんか、むかし、もうオワコンなんですが、保さんっていう人がいて、その人の師匠がph移行をやってたから、なんかインパクトが欲しくてやり始めただけなんですよ。
って、誰かが言ってた。
たま@Tamazon
例えば、僕が言い始めたイソジン。
たま@Tamazon
なんか尾ひれがついて、今こんなことになってますね。
たま@Tamazon
ひでを
イソジン自分も使ってます笑笑
中和て😅
たま@Tamazon
これってつまりどういうことなんでしょうか???
じょ
最初に塗った薬剤というよりも、そこにアルカリ度酸度など薬剤の挙動を把握せず、「酸性にアルカリを乗せたらph移行」とただ単純に考えるから、結局はせいぜいやっと中性まで引き上げられておわり、みたいな、中途半端な施術で終わることが多いですもんね。
たま@Tamazon
ひでを
確かポビドンヨードですよね?
ヨウ素が、水素に触れると透明になります。
他にも、ビタミンCなどでも。
ヨウ素は還元剤であると同時に酸化剤でもあるから。
これはハロゲン元素としての活性によるものですね。
ただし、ここで言う酸化や還元は、水素酸素による髪のSSの開裂再結合とは無関係です。
たま@Tamazon
ひでを
ポビドンヨードで還元剤中和みたいなの見ましたが違いますか?
つまり、チオを中和は出来ないです。
残留パーマ液の除去も全く出来ないです。
たま@Tamazon
ひでを
何のためのイソジンなんでしょう?
消臭です。
スピエラとか、最近のGMTは臭いから。。
たま@Tamazon
ひでを
あー消臭なんですね…
酸化→電子を奪う、酸素もしくは水素与える
還元→その逆
だと思うのですが、SSの開裂再結合とは無関係なんでしょうか?
アオバホナ
たま@Tamazon
ありがとうございます。
勉強させていただきます🙇🏼♂️
アオバホナ
もし還元剤除去できるなら、オキシ除去もできるかもね。
たま@Tamazon
オキシ除去はヘマチン、カタラーゼで還元剤除去はイソジンでやってましたけどね💦
Masui
ひでを
いやー、本当怖いですね…
知らずに行くとこでした…
正確には、オキシ分解ですね。
たま@Tamazon
ど、どこに行っちゃうんですか。。。?
たま@Tamazon
Wikipedia調べだとヨウ素の殺菌効果は酸化作用によるものだとありましたが、イソジンに含まれるヨウ素含有量そのものが低いみたいですね。
アオバホナ
リンク先読みました。
アルコール漬けの脳が解読不能とはじき出しました笑笑
アオバホナ
ヨウ素の殺菌は、結局、カチオンなんですよ。
たま@Tamazon
えっとヨウ素がカチオンってことでしょうか?
アオバホナ
なるほど。
詳しくありがとうございます🙇♂️
じょ

二原子分子🤤
ありがとうございます
アオバホナ
ヨウ素を水と接触させると、最終的に、水酸基とカチオン化したヨウ素に別れます。
カチオンはおしなべてタンパク質に攻撃的なのです。
たま@Tamazon
分かりやすくありがとうございます🙏
アオバホナ
ああ、でもまた混乱。
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素は性質がよく似ており、アルカリ金属あるいはアルカリ土類金属と典型的な塩を形成するので、これら元素からなる元素族をギリシャ語の 塩 alos と、作る gennao を合わせ「塩を作るもの」という意味の「halogen ハロゲン」と、18世紀フランスで命名された。
ヨウ素深掘りしてたら塩素また出てきました♪(ブロム酸も笑
アオバホナ
あ、わかってきました!たぶん。
アオバホナ
ひでを
今回、中々上手く行きました!
皆様のアドバイスのおかげです!


ひでを
動画送ると色が淡くなるのですが、原因分かる方いますか?
自分のフォルダの動画ではもうちょい鮮やかなのですが…
圧縮されますもんね。。
画像は高品質で送れますが、動画は無理なようです。
たま@Tamazon
ひでを
なるほど…
そもそも無理だったんですね…
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