こんにちは!Distinct編集部です!
Distinctでは美容師さん専用の相談チャット(美容師向け無料オンラインサロン)を運営しています。
今回オープンチャットの中から、実際の質問とそれに対する回答をご紹介!
オラプレックスを導入しようか検討中なのですが、お高いので悩み中です。
なおなお
おはようございます。
質問お願い致します。
オラプレックスを導入しようか検討中なのですが、お高いので悩み中です。
使ってる方いましたら、感想をお聞かせください🙇
また、パーマ液に混ぜて使ってる方いたら、減力等の感想お聞かせください🙇
1番ですか?
シリーズでですか?
たま@Tamazon
なおなお
パーマ液に混ぜるは1番です。
1、2番と4イン1を使おうと思ってます。
なる。
1番なら、原液で販売してるところがあるので、探してみてください。
1/3くらいの価格で購入できます。
あと、マレイン酸系はパーマ液にinはタブーです。
還元剤を吸着しますので。
たま@Tamazon
お店にオラプレックスがあるのですが ケラフェクトなどの活性ケラチンもあった方がいいですか?
ジカルボン酸と活性ケラチンの効能の違いがイマイチ分からず…
教えて頂きたいです🙇
セキコ
確かに、スルフィドに結合するという意味では、似てる部分はありますね。
たま@Tamazon

この左下の部分が、ジカルボン酸を応用したオラプレックスの原料、ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコールの架橋のモデルです。
たま@Tamazon
パーマ液などによって外れたS-S→S S
このS同士を繋ぐのが、ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコール。
たま@Tamazon

この2本の主鎖からはみ出てるOやらNHやら同士を繋ぐのが、その他のジカルボン酸です。
マレイン酸は繋ぎません。
で、ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコールにしてもマレインにしても、還元されたS(つまりSH)にくっつくので、パーマ液であるR-SHにもくっつくため、還元剤(チオール)吸着剤として昔から医療にも使用されているように、パーマ液を食っちゃいます、ってのが @なおなお さんへのアンサーです。
たま@Tamazon
活性ケラチンとは、いわばシステインのようなものです。
片方にSがあり、髪のSにSS結合することで、定着します。
そういう意味では、活性ケラチンとマレイン酸系はにてるので、そこまで併用するメリットはなさそうです。
併用するなら、レブリン酸やフマル酸など、その他のジカルボン酸系です。
たま@Tamazon

ケレフェクトは左のタイプですね。
右がCDMAKとかだったかな。
たま@Tamazon
左は架橋にならないので、不完全ですよね?
そこに、ジカルボン酸を併用することで、ケラチンの端っこと、先にこのリプライ先に貼った画像にあるように、主鎖のOやらNHやらとを、つないでもらうのです。
たま@Tamazon
つまり、髪(主鎖)-活性ケラチン-ジカルボン酸-髪(主鎖)という連結が起きる、、、といいな♡
たま@Tamazon
@たま@Tamazon
パーマ剤にマレイン酸を入れない方が良いと言うのはダレるのでよくわかるのですが、ブリーチにパーマをかける場合に材inして効果がでる処理剤は何がよいですか??
らいらい
@たま@Tamazon
なるほどぉー😯
とって〜も詳しく解説して頂いてありがとうございます👏
側鎖結合と架橋とではもちに違いはあるのでしょうか?
セキコ
架橋も側鎖結合のひとつですね😊
たま@Tamazon
手前味噌ですが、ここで検証してます。
ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコールは1剤、2剤1回目には不適切だが。。。?
経営とサイエンス
たま@Tamazon
あと、ぶっちゃけ、ジカルボン酸などとPPTで架橋を作るなら、そのPPTは活性ケラチンである必要はありません。
ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコールにしても活性ケラチンにしても、Sにくっつくということは、🟰ミックスジスルフィドでしかないので。
たま@Tamazon
@たま@Tamazon
了解しました🫡
セキコ
ありがとうございます!
らいらい
なおなお
丁寧なお答えありがとうございます🙇
エイジング毛でリッジの出ない方に架橋しながらパーマかければリッジ出るかなと思いまして。
1液に入れるのはダメですね❗️
2液の後が適切でしょうか?

ナイショだからねッ////////♡
たま@Tamazon
なおなお
ありがとうございます🙇
勉強になりました❗️
この前段階でのおはなしで、酸リンス(バッファ剤)のタイミングってのがあって、前にも話題になってましたね。
2剤前なのか後なのか。
前の方がその時はかかるけど、その後の落ちが早く、ダメージが出てくる。
後だともちがよく、弾力があり、リッヂが綺麗に出ます。
これは、低濃度2剤を使い、じっくり酸化するのと同義です。
つまり、多くの酸素分子を与えてしっかり酸化をさせるというのは、シスチン酸の生成やらなんやらで、結局、毛髪のSS再結合率が下がる。
それも踏まえて、この画像の検証では、1剤水洗→2剤→2回目→バッファ剤という順で塗布する、そのどこにジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコールを混ぜるか。
前のタイミングで使用するほど、せっかく再結合しようとしてるSSの間に入り込み、阻害することがわかります。
2剤処理も終わったあと、それでも再結合する相手がいないSが一定数いますので、そいつらをジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコールで結合してやる、といメカニズムです。
たま@Tamazon
なおなお
2液が終わって流すタイミングであってますか?
なおなお
酸リンスって大事なんですね😅
知らなすぎてお恥ずかしい😭
この検証では、2剤を2回した後に、薄めたクエン酸水溶液をアプリケーターで塗布してます。
たま@Tamazon
この辺りのメカニズムは、あんまりご存じない方がほとんどです^ ^
2剤がSS再結合させると思ってる方が多いんですが、SSの再結合は、間に水素など余計なものがない状態でお互いが近づけば、、なされます。
2剤は、その間で邪魔してる水素の除去が主な仕事なのです。
SSを近づけるのは、収斂。
具体的には、バッファ剤ですね。
たま@Tamazon
なおなお
勉強になります!
ありがとうございます。
経営とサイエンス買ってみます❗️
Distinctの美容師向けオープンチャット(無料の美容師向けオンラインサロン)はこんなところ
Distinctが運営しているのは美容師専用のオープンチャット(美容師向け無料オンラインサロン)!
完全無料で、今回紹介した事例のようにカラーレシピや施術のコツ、新発売の材料など、専門的な情報を美容師同士で共有&相談できる場所です。 施術に関する相談だけではなく、働く環境やスタッフの育成、開業に関するアドバイスも貰えますよ。
オープンチャットはこちらからご参加ください!
また、今回紹介した案以外にもアイディアがありましたら、記事末尾の「コメントを書き込む」からコメントしてください! 様々なアイディアをお待ちしております。
コメント