山梨大学の毛染めと胎児死亡の関連性について調査した記事を読みました。アニリン誘導体を含まない薬剤は存在するのでしょうか?【美容師向けオンラインサロンでのQ&A】

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山梨大学の毛染めと胎児死亡の関連性について調査した記事を読みました。アニリン誘導体を含まない薬剤は存在するのでしょうか?

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aaa

山梨大学の研究において、毛染めと胎児死亡の関連性について調査された記事を読みました。
仕事で毛髪染めの使用頻度が高くなるほど、死産の発生割合が大きくなるということみたいです。

現在妊娠中で仕事をしており、不安を感じております。

可能性としては、アニリン誘導体が原因であると考えられているみたいです。
そこで、アニリン誘導体という文字をカラー剤等で探してみたのですが、表記がなく、別の名称として表記されているのでしょうか?
他ネットではジアミン自体がアニリン誘導体であるとも拝読しました。
どなたかご存知の方いらっしゃいませんか?
また、アニリン誘導体を含まない薬剤は存在しないのでしょうか?

ざっと調べてみた結果、「アリニン誘導体」兼「パラフェニレンジアミン」となっていたのでアリニン=ジアミン(逆もまた然り)だと思います。
ただ、肌に吸収されやすいのは事実だとしても、それを踏まえてのカラーの施術であったり、放置タイム、ゴム手袋の着用等があるし、実際に妊娠しているお客様を施術して、流産(死産)してしまったという話は10年間美容師をしてきて耳にしたことないですね。
カラーリングだけが原因ではないと思いますし、食生活、副流煙、生活リズム、乗車する頻度や運転頻度、様々な要因があると思っています。
運と言ったら失礼かもしれませんが、少なからずその要素もあると思います。

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K/D

興味がありましたので、ググってみました。
論文はこちら(妊婦の職業上の化学物質ばく露と胎児死亡との関連について)です。
カラーを受けている側ではなくて、施術側の被曝についての論文です。
肌からの吸収もそうですが、成分が気化し呼吸から吸引されることで胎児に影響がある、という仮説のようです

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Marin

こちらの記事、ざっと読んだ感じ、色々な環境や要因を視野に入れていると書いてあるくせに、そこを踏まえた研究結果は書いてませんよね。
毛染めは現代社会では切っても切り離せない中、毛染め=妊婦には悪い、ような印象操作を強く感じます。
センセーショナルな記事は目をひきやすいですからね。

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むつみ

ちゃんと論文を全て読んだわけではないので、間違っていたらすみません🙇‍♂️

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むつみ

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aaa

調べていただいてありがとうございます。
やはり、そうなのですね。

論文には、妊婦の年齢、喫煙習慣、病歴、業務時間、業務上の立ち時間の長さなど、死産や流産の発生と関連を持つ要素も考慮して解析されています。という記述もあり、考慮した上でとはどのように、なのかなとも思いますし、考慮した上でも関連があるのかなとも感じます。

お忙しい中返答ありがとうございました。

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aaa

そのように感じる方もいらっしゃいますよね。
ただ、私自身は、この論文を知った上で、働き続け、もし万が一死産となってしまったときに、美容師という仕事に戻ることが出来ないかもしれないと感じました。

そうですよね、aaaさんが納得いく形で人生を選択していくことは大切だと思います。
知ってしまうと知る前には戻れませんから。

妊娠は多くの危険を抱えていることです。
そもそも、二足歩行の人間には無謀な人体の構造ですし、美容師は立ち仕事ですし、長時間労働ですもんね。
カラーの施術の危険に関して知らなかったとしても、妊娠する前にわかっている危険も多くありますよね。
それだけでなく、予測しきれないほど多くの不安のまま約10ヶ月過ごさなければならないのはお辛いですよね。
私はこんな記事で女性美容師が不安になって欲しくないと思って、リプライしてしまいました。
貴方は知る前に、戻れないとおっしゃいましたが、多くの女性美容師が活躍している中、この記事に関して意見を求めました。
貴方だけでなく、多くの女性美容師がこの記事を読むことになります。
不安になる人もいると思います。

私は貴方だけでなく、女性の皆さんが少しでもこんなのカンケーネーゼ!って生涯美容師現役で子を孕み子を産み子を育てていけたらいいと思っております。
ですので、あんな書き方をしてしまいました。
すみません。
生涯美容師現役って手荒れなどのアレルギーの関係でカラーしない美容師もいますしね。
今後のご自身のブランディングの参考にもなりますよね。
このような知識や記事などは、働き方を変えるいいきっかけにもなりますよね!
応援しております!
お身体お気をつけてお過ごしください!✨

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むつみ

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aaa

私もこの論文に書いてあることが嘘や出まかせならば、妊娠中や授乳中も美容師を続けていきたいのです。
その気持ちがあるので、アニリン誘導体という成分を知りたかったのです。

お忙しい中、ご返答ありがとうございました。

軽く聞き流していただいて大丈夫です。

血中の数値的に調べたわけではなく、統計的(エコチルに登録している人の中で)に数値に当てはめた結果なので、確証はない。
初期中期にカラーをしている人ほど死産(22週以降)の確率が上がる。
ただし、初期中期にカラーしているからと言って流産との関係性は見られない。
他の薬品類との関係性が見れない(低いのではなく2%の死産率である)。

普通に生活してても、100人に2人、10000人に200人は死産、流産をしてます。
統計的には少ない件数の101,446人(うち流産:923人、死産:379人)、通常2000人近く亡くなっている統計なのに1300人。

正確な数値であるとはちょっと思えないですね、偏ってしまっている。と判断できてしまう。

死産や流産の発生と関連を持つ可能性がある要素については、それらの影響を考慮して解析を行い、オッズ比※を算出しました。
が、そのデータは表には出さない。

この論文は、カラー剤に含まれる成分の中で疑わしいアニリン誘導体を早急に詳しく研究した方がいいぞ!誰かやろうぜ!俺らがやるから資金出してくれよ!っていうための前段階の論文なので、まだ現段階では「アニリン誘導体=悪い」ではないですかね?
アニリン誘導体を多量に摂取するとメトヘモグロビン血症になりやすい。多量ってどのくらい?みたいな曖昧な論文ですよ。

あまり影響受けすぎずに、お仕事も適度に休みながらやっていけば、多量のアニリン誘導体は摂取しないで済むかと思います。

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かずくん。

ちなみによくある解熱鎮痛剤も誘導体でした、結構そこかしこにあるものみたいですよ。

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かずくん。

かずくん。さんが送信した画像

そして農業にもよく使われるのに、そちらには相関が見られないと論文にあるので、神経質にはならなくていいと思います。

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かずくん。

かずくん。さんが送信した画像

参考程度に代表的なものがヒットしました。

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かずくん。

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aaa

お忙しい中ありがとうございます!

こんなにも論文を読み解いていただき、アセトアミノフェン等の関連したことも調べていただいて…
お話を伺って、前よりも理解を深めることができました。
私なんかよりお仕事もお忙しいであろうに、時間を割いていただいて本当にありがとうございました。

僕も授乳中の子供もいる状態で嫁もカラーしてますし、詳しく知りたかったので、論文が読めて良かったです。
ありがとうございます!

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かずくん。

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